2007年9月7日金曜日

「企業年金でも請求漏れ」で思う

昨日の日経新聞朝刊一面より

企業年金連合会でも年金受給資格者に支給をしていないと発表された。受給資格者の約三割にあたるというから影響は大きそうだ。年金システムに対する風当たりが大きくなりそうだ。

年金や保険金の支払い漏れがニュースになる度に思うのは、加入者の責任についてだ。年金にしても保険にしても支払い漏れの原因は加入者の請求漏れにある。しかし、年金にしても保険にしても資格条件が満たされると自動的に支払われる様に思われるが、実際は請求しないと支払われない。

とはいえ、それは任意保険や年金の場合。強制保険や年金の場合は制度を作った側、運営している側に責任があるのではなかろうか。

ただし、あまり行政を信用するものではない。僕の父は70を過ぎて年金生活を今年から始めたが、これまで支払ってきた年金の控えを全て保管していた。

高校卒業と共に役所勤めをし、一年で大学に入学した。大学では地方財政を専攻し、研究者の道に進んでからも地方自治体の財政監査をしていた。

役所勤めを経験し、役所の実態を良く知る身としては信用が出来なかったのだろう。また、大学を転々とする研究者は勤務が継続しないので危険だと思っていたのかもしれない。

だから、ご用心ご用心。

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