藤波氏が死去というニュース。
リクルート事件に連座して、政界の第一線を退いたが、田原総一郎の「正義の罠 リクルート事件と自民党 二十年目の真実」を読んで印象が変わった。
田原氏の調査が本当だとしたとき、我々国民がリクルートという会社から得ることが出来た、そして、連座した政治家や官僚から得ることの出来た便益を失ったことを考えると、非常に罪深いと感じた。
幸い、リクルートは創業者を失っても力強く、更に大きくなり、多くの起業家を輩出した。昨今のベンチャービジネスにもリクルート出身の人材が多く寄与して いる。だが、政治の世界では大立者が前面に出ることが出来なくなり、小粒の政治家が足の引っ張り合いをするというダイナミズムのかけらもないものとなって しまっている。
メディアと検察はこの本を無視するに違いないが、自分たちのおろかさによって多くの人が傷ついたことを反省するべきだとおもった。
正義の罠 リクルート事件と自民党 二十年目の真実
posted with amazlet on 07.10.29
田原 総一朗
小学館 (2007/05/31)
売り上げランキング: 75331
小学館 (2007/05/31)
売り上げランキング: 75331
0 件のコメント:
コメントを投稿