2008年2月22日金曜日

マイクロソフトは戦略転換をどこまで徹底できるか?

マイクロソフトが主要技術の情報供与を積極化する。従来の技術やソフトの権利を守り囲い込む戦略からの転換が期待されている。独禁法に抵触するという事態を乗り切るための方針転換でもあるのだろう。パソコンのOSはウィンドウズの牙城が崩れることはないだろうが、アプリケーションは急速にオープンソースや互換製品が広まっている。

そんな中の戦略転換が何を目指しているかは良く分からないが、徹底できるかが重要だと思う。かつてヤマト運輸は宅配事業を展開する時に設備や人材などのリソースを集中投下するために大口顧客である百貨店との取り引きを全て止めてしまった。短期的にみれば安定売り上げを失う決断は逆に新事業でなんとしても成功しなければならないという切迫感を生み出した。ヤマト運輸成功の一因だろう。

何につけても愚直さは大事だ。戦略が成功するかどうかは結局はそこにかかっている。

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