2010年5月14日金曜日

人類複数起源説

「ネアンデルタール人:ヒトと混血の可能性 ゲノムを解析」(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20100507k0000m040136000c.html?inb=fr

現生人類とネアンデルタール人のゲノムを比較したところ、混血の可能性が疑われるという話し。

半村良は「石の血脈」で人類は複数の起源を持つというストーリーを描いている。異種混血により、突然変異が吸血人類を生むというのはSFだが、人類が複数の起源を持つというのは新鮮な考えだった。それが一部で証明されたようだ。しかし、もっと考え方を進めれば、アフリカ紀元以外の紀元を持つ現生人類に近い原人がいてもおかしくない。オーストラリア、南アメリカはその生物の宝庫であるが、現生人類と違う起源の人間がいても良いのではないか。

将来、ゲノム解析が精緻を極めれば、もっと沢山の人類起源が推定できる証拠が出てくるかもしれない。南アメリカのジャングルにアフリカ起源ではない人類の化石が眠っていると思うと、とてもロマンを感じる。

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