2008年6月6日金曜日

マケインのことに関心を払おう

アメリカ大統領選の候補者が出揃った。民主党は党内にシコリを残しつつオバマに、共和党は早々にマケインに決まった。日本では小浜に引っ掛けて面白可笑しく取り上げられたり、黒人初の大統領が誕生すると騒いでいる。
オバマは若く、マイノリティ出身で、いかにも新鮮だ。そこに期待が集まっている。対して…。マケインは軍人出身で経験豊富。これほど対照的なのも珍しい。
ただ、アメリカ人が"変化"を求めているかどうかは分からない。長期化するイラク問題やテロに怯える不安定な社会に対する不満の方が大きいと思う。社会制度を自由化して不安定要素を増やすより、より安定した保護的な政策を望んでいる気がする。
そうなると"変化"はあまり有効なメッセージではない気がするのだが。だから、オバマよりマケインに関心を払った方が良いのではないかと思う。

2008年6月4日水曜日

シンプルな理由

ある部署の人数が多いことが問題だということでコンサルタントが入って課題解決をするプロジェクトに参加している。

まずは「何故多いのか」という原因分析を続けているのだが、なかなか根本原因に辿り着かない。今日コアメンバーとディスカッションをして、やっと辿り着いた。

簡単な話だ。「何かに対する予備人員を抱えている」からだ。「保険」といっていたが、補償金と同額の保険料を支払っているわけだ。人が増えないわけがない。

多いのは多いからという結果。ごまかしを剥がしてみると単に不要な人間が惰性でいるというだけのこと。この事実を認めるのに1ヶ月。悪くないペースだ。

2008年6月3日火曜日

民主党は選挙に負けるだろう

アメリカ大統領選の話しだ。漸く大統領候補が決まりそうな民主党。しかし長期に渡った予備選挙で民主党内に大きく深い溝が刻まれた。
反対に共和党は早々に候補が決まり大統領本選挙で先行する。現時点で両党の状況を比較すれば共和党候補に分がありそうだ。いくら大統領選挙が大統領個人を直接選ぶ選挙とはいえ、政権党になるかどうかは大きな違いだろう。民主党にも序盤で予備選挙の結果をハッキリさせて本選挙に取りかかりたいと言う意見はあったろうが、人種とジェンダーの問題が絡んでしまい引くに引けない状況が生まれてしまったのではあるまいか。

一方、日本の民主党もちょっと変だ。あれほど目指していた総選挙の動きがピタリとなくなった。問題山積の政治状況に「火中の栗」とばかりに手を出さないとすれば、結局政権が欲しかっただけで真に国民の為という使命感はなかったと言うことか。