うちの部長は意外と出来る。色々なテーマが出たが、それぞれに意見を引き出せて楽しかった。
まっ、これからなんだけどね。
IT系と政治関連の事件を中心にコラム風に書いています。趣味は舞台、だけど最近は殆ど観てないな~。
オリンピック開催の精神はヒトラーによって傷つけられ、アメリカによって商業主義に毒された。ドーピング問題は根本的には何も解消されてない。東京もオリンピック開催を再度誘致しようとしている。国際的な駆け引きに先手を打っているのだろう。
いい加減、オリンピックもやめちゃえばいいのに。
社会システムはどうしても富や権力が偏在化してしまう。それを是正するための装置が税金など国家権力による再分配だ。国家体制というのは大まかに言えば、この再分配装置のパワーによって決まると思う。パワーが弱ければ自由競争社会に、強ければ共産社会になる。
二十世紀は比較的世界が装置のパワーを強めた時代だったと思う。いわゆる共産主義国家は完全に再分配をしようとしたし、アメリカもニューディール政策などで再分配を図ろうとした。
一般的に税金などで経済活動に政府が介入すると、死荷重が発生し社会全体の生産量が減ると言われる。
これにいち早く気付いたのがアメリカだ。二十世紀終盤にアメリカはより政府の介入を狭める方向に舵をきった。逆に、ソ連は再分配にこだわった。これが、米ソの冷戦終結のきっかけだったんだと思う。
それが、明日その会議に出席することになった。いつもどんな会議をしているかは分からないが大体想像がつく。多分ムダに攻撃的になっているんだろう。問題をみんなで解決するのではなく、相手の問題を指摘しあうのに終始しているのだろうと思う。
明日、書記をやりながらそこに効果的に介入して少しでもいい会議にしたい。ここから会社全体を変えてしまいたいと思う。
ケーブルテレビという業態に期待を持っている。元々は電波の届かない家庭に電波を引き込む水道局のような存在だったが独自の放送にも力を入れている。ケーブルテレビをネットすれば、地上波のように自前で送信施設を持つ必要もない。コストを安くメッセージを送れる。しかも、ケーブルテレビの独自番組では視聴者を特定出来るのでより細かなマーケティングも出来る。広告媒体としてのプレミアムは地上波よりも高い可能性だってあるのだ。
地上波もうかうかしてられない。
株主総会で筆頭株主の外資系ファンドが経営陣の刷新を提案する見込みだという。先の役員会で解任された合併推進派の前社長と前専務を留任させ、反対役員の非改選を提案するらしい。現社長を含めた反対派が合併を阻止しようとしたのは合併比率に不満を漏らしていた筆頭株主の意をうけたものと思っていたが、合併を巡る内紛は株価を押し下げ、株主利益を損なう方向にしか働いていない。
同時に創業家の監査役の退任も要求するということなので、反対派役員の解任は可能性が高いと思う。これから株主総会までの2ヶ月の間に内外の利害関係者への工作が激しくなるだろう。
ポイントは合併反対派からの対案だ。業界の競争環境を考えると垂直統合は避けられない。HOYA以上に企業価値を高める対案がなければ理解は得られないだろう。無用の混乱を招き、企業価値を損ねたとして株主代表訴訟もあり得る。
国境を越えた銀行合併が進む中、日本では国内での合併統合がやっと。銀行関係者の中では国外を含めた合併を模索する動きもある様だが、金融庁が赦すだろうか?「護送船団方式」と言われた金融保護は主に外資から国内金融機関を守ることが目的だったと思うが、寡占化した保護産業に共通する高い人件費を解決することなく規模だけが大きくなった。
サービス業では人件費と人材のコントロールが最も重要だ。それを忘れて見かけ上の華やかさに浮かれたのが今の金融会だと思う。異業種参入も含めて国内の産業から英知を集めないといけないのではないだろうか。