2008年7月1日火曜日

新福岡空港の配置6案を国が提示、滑走路増設は3案

新福岡空港の配置6案を国が提示、滑走路増設は3案

という記事より。

中心街である天神から遠く離れた場所への移転拡張が3案、今の場所での拡張が3案あるそうだ。移転拡張だと1兆円を超える工事になるが、今の場所での拡張 だと数千億円ですむのだとか。拡張できる幅は今の場所での拡張の方が小さいが、利便性に勝る。移転先候補はいずれも海上なので工事費は1兆円と見積もられ ていても怪しいものだ。

将来に禍根を残さないためには、今の場所での拡張の方が良いのではないかと思う。

資源高と加工安

世界の株式市場の明暗が分かれているという。ブラジル・ロシア・カナダ・南アフリカの資源輸出国は株価水準が上がっているが、資源を輸入して加工し輸出するアジアなどの株価水準は下がっているのだとか。少資源国が加工などの付加価値によって経済成長を遂げるというのは"日本型"の経済戦略と言える。考えてみれば、この戦略は資源が十分に安く輸入出来るということが条件になる。資源が需要に応えられるほど十分だった時代は資源国には資源国の、産業国には産業国の、それぞれの発展方法があったわけだ。
それが、中国やインドなどの急発展によって需要が急拡大したことでバランスが急に崩れた。国家が、企業が資源を奪いあうというのは戦争の原因になりやすい。今の世界経済の状況が悲劇につながらないようにするには少ない資源をより多くのことに使えるようにする技術が必要だろう。
資源の増産技術、少ない材料で製品を作る技術。日本が得意とする微細化技術がより求められるかもしれない。

2008年6月30日月曜日

証拠

「旅の恥はかき捨て」という。イタリアの世界遺産の大聖堂で発見された落書きはこの風俗の根深さを教えられる。落書きの1割程度が日本語なのだそうだ。イタリア語、英語の注意書きがあるということなので、国内外問わず落書きは後を絶たないらしい。
落書きは「記念」ということなのだろうか。記念で何百年にも渡って先人たちが守ってきたものを傷つけられてはたまらないだろう。自分たちが来た証しを残したいという気持ちは分からなくはない。だが、単に来たことが昔ほど大偉業でもないのに誇らしげに証拠を残すというのは分からない。
宗教施設なのでカップルには愛の証しを残すという気持ちもあるかもしれない。ならば、ミサに参加して献金するなど、他の方法もあろう。
10年以上前にアンコールワットなどの落書きが問題になったことがある。そう簡単に習慣は変わらないということだが、また10年後に同じ様なニュースが流れない様にしたいものだ。