2008年11月7日金曜日

航空自衛隊 田母神空幕長の論文を巡る政治家とマスコミの論調を批判する

「わが国が侵略国家というのは濡れ衣」
という趣旨の論文を公表して解任された
田母神空幕長の問題は政治家とマスコミ
からひどく批判されている。

防衛省が懲戒処分とせずに定年退職に
したことは野党が批判を展開している。

「〜濡れ衣」という言葉に関心が
集まり、論文全体の骨子が論じられず、
いくつかの論点が議論されてない。

「最初に結論ありき」

日本に第二次大戦を引き起こした責任が
ないという見方は何人もの研究者が
提示しており、"東京裁判"史観に
対する批判も多い。
だが、政府関係者や政治家は

「日本に責任あり」

という結論を先に決めて、後付けで
理由を作ってきた。

このナイーヴな問題を真っ正面から
論じる田母神空幕長の態度は批判に
あたらない。
むしろ、論破するのではなく、
村山談話という既成事実をタテに
議論を封殺しようとする方がおかしい。

国会招致が求められているなら、
国会で徹底的に議論するべきだ。

日本はこの問題に長い間ほっかむりを
してきた。

この機会に十二分に議論して、
本当の意味で、"戦後"を終わらせる
べきだと思う。

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