2009年12月2日水曜日

定常状態がデフレ

20日に菅副総理が行った「デフレ宣言」。これ以上の財政出動は難しく、円高が追い打ちとなり更に株安が続く。
ただ…。20世紀末に日本がデフレに陥って、一体いつデフレから脱出していたのか。物価が安くなるのは、ある意味当たり前。今まで物価が上がり続けてきたのはモノの性能が良くなってきたから。性能比で考えると物価は常に下がってきた。それを喝破したのは「ムーアの法則」だ。
だから、デフレは性能比の物価下落に対して、性能の改善や機能追加が追いついていないということだ。今までは性能改善が大きかったので物価が上がった様に見えていただけだ。現在の先進国の様に製品や商品の品質追加余地の少ないところでは所謂"デフレ"は避けられない。デフレを前提とした対応が必要で、無理にデフレを解消しようとしてもあまり意味はないと思う。

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