2010年9月1日水曜日

民主党代表選挙に小沢一郎が出馬表明

小沢一郎が愈々首相への道に王手をかけた。民主党の代表選挙がこれほど注目されるのは、与党の故。そこに小沢一郎が絡んできてかつての大与党自民党には全くスポットが当たらない。

小沢一郎出馬の観測に反応して菅首相の支持率が上がったという話は驚き。ハッキリしたのは世論調査の支持率には「対立相手に対する批判票」が相当数混じっているということだ。これでは先の選挙も国民の何が示されたのか良く分からなくなる。

とはいえ、民主党が国民の目に見える形で党の方針を争い、訴えるのは良いことだ。どういう結果であれ、"開かれた"民主党のイメージを作るのに成功するかもしれない。菅続投となれば世論の「雰囲気」とも合致して結果的に支持を広げるかもしれない。それを見越して党の為に一肌脱いだのなら小沢一郎は立派なもの。

ただ、代表選挙の討論が"抽象論"で終わる可能性はある。菅も小沢も基本的には財政出動による景気回復を狙っている。「バラマキ」と言われようとお構い無し。二人の違いは「子分」がいるかどうか程度。その意味では小沢首相は菅首相よりも官僚を従わせて事を進めることが出来るかもしれない。

しかし、僕は菅・小沢両氏の政策を評価していないので、もう一つの展開に期待する。すなわち、民主党分裂というシナリオだ。同時に自民党も分裂し、政策の基本方針によって複数に再編されると良いと思う。

この代表選挙が21世紀を代表するイベントとなるか、茶番劇に終わるか、民主党議員の選択にみんなが注目している。

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