2010年10月19日火曜日

政治倫理審査会って真面目に制度設計されたのか?

日経新聞に「政治倫理審査会」の流れが図式化されていた。この制度を考えた人は相当不真面目な人だと思う。

まず、審査会開催の申し立てが委員にしか出来ない。しかも委員の三分の一以上が一緒に申し立てないといけないという。更に申し立て人には委員長を含まないといけない。

民主党が与党であるため、委員長は民主党議員だし、委員の三分の二以上が民主党議員になっている。これでは民主党議員を対象とした審査会は絶対開かれない。ましてや小沢一郎だ。

仮に申し立てたとしても審査対象者本人には審査会に出席する義務がない。審査対象者が出席しない審査会など普通の会議にすぎない。いや、座談会か?

まず、申し立て人を有権者全員にするべきだ。一定以上の申し立てがあれば開催し、出席を義務化する。罰則も設ける。というか、倫理を審査するのであれば、政治家の持つべき倫理とは何かについてもっと議論しなければいけない。

もっと意味のある制度にして欲しい。身内の制度でこの体たらく。彼らが作る政策や制度の程度が知れる。

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