2008年7月10日木曜日

報道レギュラー=>スキャンダル=>降板=>バラエティー=>報道レギュラー=>スキャンダル=>降板?

山本モナのスキャンダルが騒がれている。報道レギュラーがスタート寸前というのに。

懲りてないのかな〜。

“環境”サミット閉幕

洞爺湖サミットが閉幕した。今回のサミットは「環境」問題に終始し、金融や資源高騰など世界経済の危機への対応はあまり示されなかったらしい。"新興国"との会合も実のある結論は出ず、アメリカを筆頭とするG8と中国を筆頭とする新興国の立場の違いが強調されるだけに終わった。
ロシアを加えた様にG8が参加国を今後増やすことになった場合、利害関係が複雑になっていくことだろう。複雑に絡まった糸を解すのは難しい。国連の政治問題や経済問題に対する無力さを見ればそれは分かる。だから成果を出すという意味で環境だけを取り上げたのは当然かもしれない。ただ、洞爺湖サミットが有効な最後のサミットとなるのかもしれない。

荒む日常

日経新聞 7月10日 朝刊 39面
「駅員らへの暴力過去最多」

全国21社のJR私鉄の集計で、2007年度に発生した駅員や乗務員への暴力行為が過去最多に達したのだそうだ。748件というから1日あたり二件発生している。ただ、暴力行為と問題になったものだけだから、小競り合い程度のものを含めるとどうか?
最近では関東地方の駅員には女性も増えてきた。電車内での女性乗務員に対する暴行事件も報道されるようになったことを考えるともっと現実は荒んでいるのだろう。乗客同士のトラブルでは警察沙汰になることも増えているかもしれない。

公の場での自制心ということを考えないといけないと思う。

2008年7月9日水曜日

G8首脳宣言を読むーその1

洞爺湖サミットの首脳宣言が採択された。読んでみて思ったこと、考えたことを書く。

世界経済に関する内容
この項目は「グローバル化万歳」「閉鎖的な国内経済制度は全廃せよ」ということだ。また、エネルギーや天然資源開発の透明性にも言及していて、資源国の世界経済への影響を抑えたいという考えが見える。つまり「資源を持っているヤツはサッサと出せ」ということ。知的財産権の保護も言われていて、「技術は真似するな」という考えが分かる。
要は、資源開発をし尽くして技術力を高めた先進国が資源を外交交渉に使うことに気付いた途上国を封じ込めようとしている様に映る。グローバル化や国内経済制度の解放は資本を持った先進国が途上国の国内経済に乗り込みたいということなのだろう。
グローバル化や開放的な経済制度がこの10年間東南アジアの経済をいかに傷めたかを考えると、いわゆる南北問題の再燃が心配になる。先進国を中心とする経済の枠組みはサブプライム問題をはじめとする複雑な金融技術や経済制度で痛んでいる。それを回復するには富の源泉となる資源を支配することだ。同時にグローバル化によってより強い政体が整ってきた途上国は資源を梃子に世界経済に対して権利を主張しだした。
悲観するわけではないが、世界の深刻な争いのタネは既に芽吹いている。
G8に非白人国家として唯一参加している日本、孤立化し戦争への道を選択せざるを得なかった日本がこの状況を打開する働きかけが出来ても良いと思う。

2008年7月7日月曜日

自民党と民主党の違い

独自調査で分かった「政界再編予想図」

という記事が大変興味深いものだったので感想をまとめておく。

所謂、「二大政党」という枠組みで考えた場合、自民党が今のままでは二大政党にはなりえないということが見えていると思う。「小さな政府×規制緩和」と 「大きな政府×格差是正」という政策上の対立は自民党の中に出来ている。つまり、二大政党を形成する政策論争上の論点が自民党内部にあり、自民党VS民主 党という対立構図が成立していないということだ。これこそが非自民政党が何度トライしても政権を奪取できなかった理由ではないだろうか。日本人は明確な政 策上の違いがある政党のどちらかを選ぶより、その両方を包含している政党が時宜にあわせて主流を交代することによって実質的に政権交代を果たすという形を 望んでいるように思う。

民主党の「小さな政府×格差是正」の弱さが見えてくる。格差是正はいうなれば「富の再分配」である。その為には、大きな行政権力を行使して税金の形で富を 徴収しなければいけない。そして、その後に再分配を行って富の偏在を調整することになる。徴税の範囲や再分配の規模を考えると、この行政を「小さな政府」 で実現できるのか?という点に疑問を感じる。格差是正には市場経済に対する相当程度の制限が加えられるということでもある。それを実現するために行政府に どれほどのリソースが必要になるだろうか。

自民党に二つの考え方の潮流があり、時代によって自民党が内部で”政権交代”を実現してきたというのは、実に「日本的」なやり方だと思う。日本は古来より 国家主権の体現者は”天皇”から動いていない。実質的な政府運営は時代により藤原氏、平氏、源氏、足利氏、信長、秀吉、徳川氏と変化していったが、対外的 には1000年以上にわたって主権者が変わっていない。民主国家となって国民に主権が移った後もそれは変わっていないのではないかと思う。自民党という器 に複数の理念が詰まっていて、それが時代の要請に従って主導するものを代える。そう考えると民主党は考え方が偏っていること自体が選ばれない理由なのかも しれない。

このことは「良し悪し」なのではなく、そういう傾向が日本国民にあるのだということだ。その国民性に合わせて自民党は多様な意見を吸収する政党になって いったのだろう。では民主党は一体どうあるべきだろうか?社会党のような「ガス抜き」効果だけの政党であれば、見向きもされなくなる。民主党が多様な意見 を吸収すると自民党との差別化が出来なくなる。しかし、逆に言えば”風”の吹き様によって政権を奪取できるということでもある。小沢代表が自民党と大連立 をしようとしたのはこの点にあるのかもしれない。自らの政党をも生贄として、二大政党を実現させるべく二つの理念を先鋭化させようとしたのかもしれない。

今日からサミットが始まる。福田首相はこのサミットで存在感を示して支持率を回復させたいと思っているかもしれない。世界のメディアが日本の片田舎の湖畔 に注意を向けている。何が決まるということはないが、G8を含め多くの国の公式非公式の外交が展開されるなか、日本の曖昧な立ち位置はどの様に評価される だろうか?

2008年7月1日火曜日

新福岡空港の配置6案を国が提示、滑走路増設は3案

新福岡空港の配置6案を国が提示、滑走路増設は3案

という記事より。

中心街である天神から遠く離れた場所への移転拡張が3案、今の場所での拡張が3案あるそうだ。移転拡張だと1兆円を超える工事になるが、今の場所での拡張 だと数千億円ですむのだとか。拡張できる幅は今の場所での拡張の方が小さいが、利便性に勝る。移転先候補はいずれも海上なので工事費は1兆円と見積もられ ていても怪しいものだ。

将来に禍根を残さないためには、今の場所での拡張の方が良いのではないかと思う。

資源高と加工安

世界の株式市場の明暗が分かれているという。ブラジル・ロシア・カナダ・南アフリカの資源輸出国は株価水準が上がっているが、資源を輸入して加工し輸出するアジアなどの株価水準は下がっているのだとか。少資源国が加工などの付加価値によって経済成長を遂げるというのは"日本型"の経済戦略と言える。考えてみれば、この戦略は資源が十分に安く輸入出来るということが条件になる。資源が需要に応えられるほど十分だった時代は資源国には資源国の、産業国には産業国の、それぞれの発展方法があったわけだ。
それが、中国やインドなどの急発展によって需要が急拡大したことでバランスが急に崩れた。国家が、企業が資源を奪いあうというのは戦争の原因になりやすい。今の世界経済の状況が悲劇につながらないようにするには少ない資源をより多くのことに使えるようにする技術が必要だろう。
資源の増産技術、少ない材料で製品を作る技術。日本が得意とする微細化技術がより求められるかもしれない。