2008年1月23日水曜日

霊能番組が見ないことだ

江原氏出演のフジ系バラエティーに意見 放送倫理検証委

意見によると、企画は、地震被災者らにリンゴを送る活動をしている東北地方の美容院経営者の女性を元気づけるためとして、江原さんが突然彼女と対面し、彼 女の亡き父の「声」を霊視的な手法で伝える内容。無償でリンゴを送る活動のために「美容院が経営難」になったことが強調され、江原さんは「女性が悪い」な どと語った。

ということ。

フジは系列の関西テレビが起こした「あるある大辞典」問題の教訓が生かされていない。江原と言い、細木と言い、テレビは安直に『霊能者』に頼りすぎる。江 原、細木とも実際には「人生相談」の域を出ないわけだから、もっと時間をかけて本人の事情を調べたり、考えを聞き取ってカウンセリングをしなければいけな いところを、独断的に「批判」をする。しかも、霊的なものや「運命」という批判をしているものが責任を取らない形でされるのが一番問題だと思う。

古今東西、「占い」に入れ込むのは人間の常だが、これは「思考」の放棄でもある。考えあぐねた末に「祈り」を捧げるのであればまだしも、怠慢の末に・・・ということを助長するような番組作りを責任あるメディアがしてはいけないと思う。対策は「見ないこと」だ。

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