2008年3月24日月曜日

頼りない政府、頼りない野党

日経新聞に世論調査の結果が出た。日銀総裁後任人事と暫定税率の問題で指導力を発揮出来なかった福田内閣の支持率は31%に落ちた。不支持率も55%まで上がり壊滅状態だ。
ただ、民主党の支持率は上がっていない。自民党の支持率は僅かに上昇となった。つまり、国民は自民党と民主党を比べた場合、自民党に期待しているということだ。そして、自民党と内閣を同一視していないということになる。
このことから推測出来ることは、民主党より自民党の方が人材が多様で顔が見えると感じられているということだろう。
民主党は小沢・菅・鳩山の三氏以外に影響力のある人物は少ない。だが、自民党は福田氏以外に麻生氏や小泉元首相など歴代首相経験者、加藤・山崎のYKコンビなど実力者がいる。また、安倍氏が総裁になったように若手が責任あるポジションに就くことが出来る。
そういう一種の新陳代謝を期待させるところがある自民党に比べ、民主党はこの十年プレイヤーが代わっていない。チャンスはあったが潰された。これが、どれほど自民党や政府に失敗があろうと民主党が支持されない理由ではなかろうか。

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