2008年9月9日火曜日

重陽の節句

今日は9月9日

一桁の陽数(奇数)で最も大きな9が重なる日で、縁起が良いとされる。厄払いに菊を浮かべた酒を楽しんだり、菊を鑑賞したりする。菊が縁起の良い花とされるからだそうだ。
縁起の良い日に厄払い。ちょっと変な気もする。重陽にはもう一つ別の考え方もある。"陽"が重なり極まると逆に"大陰"になるというものだ。なので縁起が悪いからお祭りをして厄払いをするのだとか。
9月は季節としては秋だ。夏が終わり空気も乾いて枯れ葉が舞い落ちる。秋の色は"白"。詩人北原白秋のペンネームはこれに由来する。
白のもう一つの意味するところは"死"である。古代中国では死刑は秋に執り行ったそうだ。
あらゆる物事が終わりを告げる秋という季節。二年続けて首相が退陣し、三年前には郵政解散で大きな既得権に終わりが告げられた。
秋に一つの命に終わりが来て、冬が到来する。冬の色は"玄(くろ)"。意味するところは"誕生"や"再生"だ。その季節に解散総選挙が行われる見通しがあるのだとか。民主党政権の誕生となるのか自民党政権の再生となるのか。

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