2010年6月7日月曜日

福島大臣と辻本副大臣の罷免と辞任で思ったこと

社民党が主張を曲げずに女をあげて連立離脱をしたのが、鳩山辞任ですっかり過去の話になってしまった。しかし、社民党から内閣入りしていた二人の辞任の様子が印象的だったので書いておく。

二人は共に辞任の挨拶を部下達の前で行い感極まって泣くシーンが見られた。辻本氏は記者達に対して「どんな伏魔殿かと思っていたが、本当に良い人ばかりで…」という様なコメントを残していた。本当に妖怪が棲んでいるわけもなく、普通に人間が一生懸命働いているのだから当たり前のことだ。そんなことで、すっかり官僚に取り込まれた姿を見るにつけ、政治家には経営者と同じく「孤独に堪える才能」が必要だと思った。

ただでさえ社会主義的な思想は官僚主義と親和性が高い。ソ連の官僚機構の発達振りをみれば良く分かる。だから、この連立政権の「脱官僚」は掛け声にしかならない。何故なら政権の目指すものと官僚機構が目指すものが基本的に一致しているからだ。

菅政権も基本的にその性格を逃れられない。だから、官僚機構が何を巡らしてくるかを有権者は見抜かないといけない。

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