2011年2月24日木曜日

中東の“革命”を見て、中国でも民主化が進むと思ったら甘い!

中東に吹き荒れる"革命"の嵐をみて、「すわ!中国でも」という意見もあるが、中国で中東の様な事態が起きることはないだろう。あったとしても天安門の悲劇が繰り返されるだけだ。

中東で何故政変が成功するのか?鍵となるのは軍だ。エジプトの現状が「軍政下」であることから分かるように、政権の移行とは軍令権の移行に他ならない。ムバラクは軍から見捨てられ退陣するしかなかった。カダフィは軍令権を保持しているが、そもそも部族連合に近いリビアではカダフィは国内の全ての軍事力を押さえているわけではない。

軍が掌握出来なければ、独裁は維持出来ない。逆に軍さえ押さえていればどれだけ民衆を虐げていても、独裁は揺るがない。北朝鮮を見れば良く分かる。

中国は共産党が軍を独占し、その支持は主席に向いている。基本的に政治的権力も軍令権も一致しているからタトエ民衆運動が激化して大規模デモに至っても、軍が制圧する。天安門の様に。だから、中国で民主化が進展するかもなんていう期待は馬鹿げている。

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