「公文書管理担当大臣」 っていったいなんなの?
で 知ったのだが、福田政権の特命大臣にそういう大臣がいるらしい。記事によると「福田さんがこの公文書管理をすごく重視している」のだそうで、「首相就任後 初の視察先として真っ先に国立公文書館を選び、1月の施政方針演説でも公文書の管理のあり方を見直して法制化する方針を表明」しているのだとか。
これは結構良い目のつけどころかもしれない。
日本の行政機関(中央官庁、地方自治体)の「記録」に対する意識を高めることに役立つと思う。年金記録の問題にせよ、業務記録を残さないことで行政機能の不全が叫ばれている中で、これはとても良いことだ。
日 本人は「水に流す」性格だから、あまり記録に残すことに関心がないのかな?と思っていたが、考えてみれば歴史的に江戸時代や明治位までは詳細な記録は沢山 残っている。忠臣蔵の討ち入りまでの四十七士の出納帳が残っていて、彼らは討ち入り前には殆ど資金が底をついていたということが分かっているという話を聞 いたとき、日本人って記録魔が多いんだと思ったものだ。これは武士や大商家など教養の高い人に多いみたいで、とすると昨今は教養人のレベルが落ちてきたと いうことなのかもしれない。
行政府の役人は日本最高レベルの教養人の集団であるわけだから、外部から見たら呆れかえるくらいに記録し整理しておいて欲しいと思う。それを実現するための特命大臣は結構いいところを衝いていると思う。
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