2008年5月20日火曜日

ATM障害

東京三菱UFJ銀行のATM障害は過去に他の銀行などで引き起こされた障害の教訓が生かされていないことを明らかにした。嘘か真か、テスト後に手を加えた部分の再テストが行われなかったという。なんとマヌケな話か、とも思うが自分の経験でも納期直前にチェックが甘くなるという現実はあると思う。
納期直前はレビューをする責任者は関係各所との連絡事務に忙殺される。日常的な連絡に加え、プロジェクトオーナーのレビューなど責任者にかかるプレッシャーは高まる。プロジェクトの一体感も最高潮に高まり、責任者に加えられるプレッシャーの一粒を取り除こうとメンバーは一生懸命になる。かくして、責任感と意欲のあるプロジェクトマネージャーとメンバーが、だからこそミスを犯すリスクが生まれる。プロジェクトマネジメントが上手くいっても、失敗しても、納期直前にはリスクが高まるものだと思う。

東京三菱UFJ銀行のプロジェクトが上手くいってたかどうかは知らない。しかし、宝にせよ魔物にせよ、一番重要なものは一番最後に箱から飛び出すものなのだろう。

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