2008年5月19日月曜日

農業再興

中国四川省の大地震で中国の農業生産が打撃を受けると中国当局が発表した。四川省は大穀倉地帯。古来、農業生産が貧弱な沿岸部への食料供給を担ってきた。
その四川省の農業生産量が落ち込むと中国国内の食料不足がますます酷くなる。国内需要を守るために輸出には制限がかかるだろうから、食料を輸入に頼る日本への影響は大きい。食料自給率が四割を切り、農村が荒廃していく現状をみると戦後の農業政策は失敗だったと言わざるを得ない。生産を奨励するのではなく、減反などで農業生産量を減らした。人口が増えていくのにだ。
人口に反比例して減り続ける農家にはサラリーマンが驚くほどの助成金が支給される。むしろ真面目に農業をしない方が助成金などで潤うのだから、生産量が増えるわけがない。
農業を振興し、農業法人を積極的に増やして地方の雇用を増やして公共工事依存の地方経済を改革するのがこれからの道だと思う。

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