2009年4月15日水曜日

電鉄会社のビジネスモデルについて考えてみた・・・

ちょっと思うところがあって電鉄会社のビジネスモデルについて考えてみた。

電鉄会社のビジネスモデルは「西の小林・東の五島」のころから線路の両端に消費者と消費地を創出してそれをつなぐインフラで利益をえるというのが有名だ。でも、今回考えてみたのは「電車と駅とバス」のビジネスモデル。

電鉄会社の多くはバスを運行するかバス会社を子会社としている。バスは駅周辺に路線を持っているわけだが、そのバスの役割と駅、電車の関係を考えてみた。

バスは駅周辺を周回することによって電車の乗客を集めることを役割としている。だから運賃は原価を割らない程度であれば良い。儲かることが目的ではないのだからそれで十分だ。乗客が少なくて、どうしても原価割れしてしまうような場合は公営バスなどが原価割れで乗客を集める。
電車は集められた乗客を目的地に運ぶという最も価値のあるサービスを提供している。その上、輸送効率が良いので大きな利益を稼ぎ出すことが出来る。
駅は当初は大きな役割はなかったが、駅ナカや駅ビルなどの登場によって乗降客のついで買いや新しい目的地の創出によって、新たな乗客の獲得など利益を上乗せすることが役割となっている。

バスは乗客が受け入れ可能な運賃以下の原価で乗客を数多く集めることによって、電車の利益創出に役立っている。乗客は安い運賃で最寄の駅まで辿りつくことが出来て利益を享受する。電車は乗客が損益分岐点以上乗り込むこむので大きな利益が創出され、乗客は安い価格で行きたいところまで正確な時間に辿りつくことが出来る。駅は乗客に新たなアミューズメントを提供し、電車の乗客を増やす上に駅自体も利益を創出する。

だから、バスと電車、駅では評価基準が違ってくる。
バスは乗客数が評価基準となる。乗客数が最大となるルートと運行時間の選択がバスの成功要因となろう。
電車は如何に大量の乗客を正確に運ぶかということが評価基準となる。乗客を最大とする運行間隔や行き先が電車の成功要因となる。
駅は乗降客を如何に満足させるか、滞在時間を長くするかということが評価基準となる。テナントの開発、誘致、マーケティングが成功要因だ。

という分析を今の仕事に応用してみるとどうなるか
・・・考え中(−−)

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