2011年3月21日月曜日

福島原発の事故は大した問題じゃない

今回の地震・津波の被害に福島原発の事故が加わったため、みんなの関心がそちらに向いているように思う。東京や神奈川に住んでいる人まで「福島原発はどうなった」とずっと騒いでいる。

騒ぎすぎ

福島原発の周辺に住む人にとっては放射線による被害や今後家に帰れるかを含めて心配だろう。これは、1)事故を招いた東電 2)原発誘致を決めた自治体 3)原発によるエネルギー調達を決断した国 の三者が誠実に対応すべきだ。しかし、福島原発から100キロも200キロも離れた関東の人が一々リアルタイムでニュースをチェックする必要はない。なぜなら原発からの放射性物質の飛散、放射線の漏洩は彼等には関係ないからだ。

彼等はあるはずもない放射線の影響に過度に騒ぎ立て、被害者の様に東電や政府を責める。しかし、彼等は被害者ではない。福島原発の電力の主な消費者は関東の住民や企業だ。彼等の為に原発周囲の人は身近にその建設を許したわけだ。

被害者でもなく、福島の地に原発が建設される一因とも言える人たちがあれほど原発に関心を持つ理由は分からない。もしかしたら、騒ぎ立てることで自分も被害者の列に並んでいるつもりかもしれない。

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