『選択と集中』というが、本当にそれが出来る企業は少ない。いわゆる埋没コストを忘れ難いからで、結局成長性が少なくなった事業からは撤退せずに投資を抑えるだけ。新事業にも本腰をいれず、投資も中途半端。
東芝の最近の動きからは確かな経営上の意思を感じる。これは勇気というものかもしれない。
IT系と政治関連の事件を中心にコラム風に書いています。趣味は舞台、だけど最近は殆ど観てないな~。
温暖化対策が今夏の洞爺湖サミットのテーマだ。だが、温暖化ガス対策に有効だというエネルギー節約は一向に進まない。ロハスとか、地産地消のかけ声は良いが、地産は高く手が出ない。少し前に流行った『グローバル化』によって世界で一番安いものを手に入れられる様になって、みんなその生活から離れられない。
ロハスも地産地消もお金がかかる。電気だって使わずに1日たりとも過ごせない。家中の電気を消しても冷蔵庫だけは無理だ。そんなことをすれば中国産の冷凍食品が解けてしまう。
手に入れた文明生活と環境をバランスさせる為に『排出権』なるものまで取引されるようになった。『排出権』とは簡単に言えば石油燃料を燃やせる権利だが、自然権のように突如として生み出された。まるで魔法だ。
エネルギー小国である日本がギリギリまで省エネに取り組んで来たのを嘲笑うかの様なこの権利を裏付けるサミットの議長国が日本なのが皮肉に思える。しかし、日米貿易摩擦での理不尽な結果に耐え、それを奇禍として日本の自動車産業は世界に冠たる地位を得た。舐めてると痛い目を見るぞ。
『たばこ安く 喫煙率高く』
日経新聞 2月8日朝刊 38面
WHOが世界のたばこ事情を調査し発表している。日本は先進国の中でたばこに関わる税金は高いものの、税金を含む価格は最も安い。僕もオーストラリアでたばこの値段に驚いたものだ。(一箱800円くらい)結果として日本の喫煙率は他国に対して大幅に高くなっている。
日本の喫煙率はたばこの値段に関わらず年々下がっているらしい。それと共にたばこによる税収も下がっている。なので、国は税金の引き上げを画策しているが、たばこ業界は大反対だろう。JTはもちろんだが、たばこ栽培農家も反発するに違いない。それが、なかなか日本のたばこ税や値段が引き上げられない原因なのだが、農家には気の毒なことに税金が上がろうが下がろうが消費量には関係がない。
だからJTは海外のたばこメーカーの買収をしたりするのだろう。その内、中国をはじめとするアジアへも進出するだろうが、たばこ産業の将来は決して明るくはない。
などと言いつつ、たばこをふかす僕がいる。
リベラルな民主党の雰囲気に比べ、保守的な共和党はブッシュジュニアの無茶で傷ついたが、次期政権を諦めているわけではないので選挙本番は相当なプロモーションを仕掛けてくるはずだ。
民主党候補はアフリカ系あるいは女性という点をアピールするだろうが、共和党はオーソドックスな白人男性候補。意外なほど保守的なアメリカ人が敢えてアフリカ系や女性を選ぶとは思わない。
鍵は本番で何を訴えるかだ。景気後退が続けば何らかの経済政策のイニシアティブが必要だろう。外交的な積極さは、イラクを連想するようなことにはアレルギーがでるのではないか。
いずれも現時点で訴えている内容はクリントンもオバマもマケインも大差ない。差がなければマケインは優勢だろう。人は安全パイが好きなものだ。
大統領選挙はもっとマケインに注目した方がいい。
ここ数年でGoogleが台頭したとはいえ、Microsoftは業界の巨人。Yahoo!はネットサービス業界では老舗だ。そもそも、ネットサービスをビジネスとして成立させたのはYahoo!だ。Googleもその成功に預かっている。
その両者が合併するのは不思議な話ではない。ただ、現時点でMicrosoftとYahoo!はGoogleに対して敗者となっている。特に、Yahoo!は収益性が悪くなっていて新しいサービスを開発するのも苦労しているのではないだろうか。
Yahoo!にはGoogleをはじめ多くの買収防衛提案があるだろう。にわかにYahoo!の選択肢は充実することになった。さて、どうするか。
Yahoo!がイニシアティブを維持したままMicrosoftの出資を得るという事態はあるだろうか。過去にスティーブ・ジョブスはMicrosoftから資金を得てAppleを再建した。ジョブスの個性が影響したとはいえ、自分を脅かす相手から復活の原資を得るという点で驚かされた。Yahoo!はどうか。