2007年7月10日火曜日

スティールの抗告棄却

内容については専門家じゃないので良く分からない。
ただ、一点だけ気になる内容があった。ブルドックソースの防衛策の妥当性に関する下り。「株主総会の賛成に基づいている」ので不公正ではないというものだ。ちょっと待て。多数決の結果が全てならば何も裁判所は必要ない。妥当性を論じるのに「みんな賛成しているのだから良いんじゃないの?」というのはおかしい。
まるで学級会だ。みんなが掃除したくないって言っているから掃除はしませんというのを認めると言っているようなものだ。
そもそも、議決権という権利を金銭的価値に置き換え可能と判断しているのはいかがだろう。ならば政治家が選挙権を金で買うことも認めるということにならないか?第一、ブルドックソースの買収防衛策が8割以上の賛成で成立したということは、TOBに応じる株主も少ない訳だから別に防衛策発動をする必要もないのではないか?
良く分からない。

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