2007年7月22日日曜日

中越沖地震で見えた教訓

中越沖地震で見えてきた教訓は多い。中でも「地震のリスク」を前提とした危機管理というのが大事だと思った。

倒壊した家屋の殆どは最新の耐震強度を備えていないものばかり。原発も同様。産業も個人も「必ず地震が身の回りで発生する」という前提で全てを考えないといけないということだろう。

家屋の耐震診断は1万円で市が斡旋していたという。耐震工事も助成金があったらしい。しかし、殆ど利用されず被害は広がった。制度があることが浸透していなかったという理由もある。だが、大きかったのは「心構え」。

住民の多くは「新潟にはしばらくは地震は来ないだろう」と思っていたという。しかし、現実には地震は発生した。原発も同じだ。地震のリスクを低く見積もってしまったことが被害を大きくした。

地震はどこでも当たり前のように発生する。特に日本では。家屋の耐久性は大丈夫か?周辺の施設は地震に耐えれるか?一度チェックしてみた方がいいだろう。

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