2007年7月25日水曜日

三越 伊勢丹と資本提携交渉へ

「三越 伊勢丹と資本提携交渉へ」
日経新聞 7月25日 朝刊 一面

不振の三越が伊勢丹に救済されるというのが実態のようだ。社風も得意領域も違う両社が合併をするとは思えないので、ホールディングスの配下でコスト圧縮を共同して行うということになるだろう。

伊勢丹は百貨店業界の中で独自のマーチャンダイジングが出来る会社。昔は他の百貨店もその機能を持っていたが、今では弱まっている。伊勢丹以外の百貨店が大型店舗の出店で規模を追求する中で、マーチャンダイジング能力に競争力の源泉を見いだした伊勢丹の先見性が光る。

百貨店はサービス業であるという基本を見失って新店舗などのハードウェアに投資をしたのが、ここに来て徒となった。伊勢丹が三越を変えることが出来るのか。三越が伊勢丹を利用して変わることが出来るのか。注目したい。

0 件のコメント: