2007年8月10日金曜日

北京オリンピックにボイコットの動き

米女優、“聖火リレー”で中国に抗議
Ahead of Olympics, activists launch 'human rights torch relay' against China abuses

アテネで中国の人権侵害に講義して聖火の採火式が行われた。欧米を中心とした政治家や芸能人、アスリートが一同に会して中国の人権侵害を非難したのだ。聖火はオリンピックとは違い各地をリレーされることはなく、象徴的にアテネでの採火式を実行したという。

中国のオリンピック開催を1年後に控え、各国でボイコットの動きが活発化してきている。日本の新聞では殆ど報道されていないが、アメリカでは中国がスーダン政府のダルフール虐殺に対して武器の供給をしていたことを非難する決議案が議会に提出されている。ダルフール虐殺は「Google Earthでダルフール民族虐殺を見る」でも紹介されているように、スーダン政府が民族浄化(というと分かりませんが、要は気に入らない異民族を皆殺しにする)をしているというもの。その大虐殺に中国が武器の供与や経済的支援をしている。

ダルフール虐殺黙認 「中国に抗議」米下院決議

日本ではどうして知られていないのか?というと新聞をはじめテレビも見事なくらいこのことを報道していない。新聞各社のWEB版の記事を検索すると産経新聞が多少扱っている程度で殆どの新聞社はこの大虐殺を意図的に抑えて報道している。

確 かにダルフールというとアフリカ大陸の一地方の問題で日本の政治経済にあまり関係ないということかもしれない。しかし、事は民族浄化(民族大虐殺)という 犯罪行為だ。それに対して、日本国民の関心を喚起することも新聞の責任ではないだろうか?また、政治家も折に触れてこの問題を取り上げて世論を形成しない といけない。安倍首相は早々に北京オリンピック参加ボイコットのカードを取り下げてしまった。しかし、ダルフールも法輪功の人権侵害も隣国である中国が関 係することだからこそ、日本は強く指摘しなければいけないし主張しなければいけない。

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