2008年9月3日水曜日

自民党総裁選報道に対するうがった見方

新聞各紙の自民党総裁選に対する論調は判を押した様に「政策論争を活発にして総選挙に向けたマニュフェストを示せ」というものばかりだ。「行政停滞によって国民生活を犠牲にしない様に領袖の合議でサッサと後継を選べ」というのは一紙もない。小渕首相の突然の死に森首相が合議で選ぼれたのを激しく批判したから今更そうは言えないと言うところだろうか。
一方で競馬新聞よろしく本命、対抗、大穴と立候補者選びの報道に余念がない。麻生幹事長の対抗に華のある小池百合子を盛んに推す。中川政調会長などの名前も上がるがどう見ても麻生氏に比べると格が落ちる。
どうもマスコミは麻生総理総裁の誕生を歓迎していないらしい。それは民主党政権の誕生を期待しているからなのだろう。恐らく、麻生氏以外では自民党は選挙では勝てない。小池百合子はつい数年前までは小沢一郎のシンパだった。それが袂を分かって今は自民党にいる。どう考えても小沢民主党との対立という構図にはならない。
マスコミはそこを狙っているのではないかと思う。だが、麻生氏でも勝ちを拾えるかどうか。また、民主党政権になったとして、ミニ自民党とも言える民主党にどれだけのことが出来るだろうか。

この際、徹底的に揉めてくれ!

0 件のコメント: