2009年7月28日火曜日

異常気象幻想・・・

山口と福岡で集中豪雨による自然災害が発生した。まだ「温暖化による異常気象」という言葉がメディアでもネットでも独り歩きしている。さてさて、、、

九州や山口などの日本列島南西部では確かに気温が高かったという。観測史上記録を更新したのだとか。それを以って温暖化による異常気象という主張が出来るのだろうか?

実は日本の平均気温は徐々に下がっている。温暖化を主張する人々にとっては都合が悪いくらいに下がっている。これは困った。

実は気温の変化についての科学的説明は不透明である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:2000_Year_Temperature_Comparison.png
これは様々な調査から導き出された過去2,000年の地球の気温変化の推計であるが、これによると凡そ次のような気温変化が起きたと言える。
1)紀元1000年までは緩やかに気温は上昇していった。
2)紀元1000年を境に気温が下がり、寒冷化していった。
3)紀元1600年を境に再度気温は上昇に転じた。
4)紀元1700年後半から1900年前後まで急激に気温が下がった。
5)紀元1900年を越えて20世紀に入った頃から気温が上昇に転じた。

さて、株と同じで気温は上がったり下がったりするものらしい。中学の化学実験で経験済みだが、温度が高いと水の二酸化炭素含有量は少なくなる。すると、紀元1000年までは二酸化炭素濃度は上昇し続け、さぞかし農作物の生育は良くなったことだろう。逆に紀元1000〜1600年までは寒冷化したので、大気中の二酸化炭素濃度が薄くなり、農作物の生育は悪く、寒冷化も手伝って収穫量が減少したと思われる。日本でもこの頃までは資源の争奪が繰り返されており、その中で武士階級や戦国大名などが成立していった。

かように考えると、二酸化炭素が温暖化を導いたとは言えなさそうだ。二酸化炭素は気温の上昇の結果として現れていて、それが証拠に温室効果ガスが排出されていない時代でも気温は上昇する。いや、その気温変化の「均衡」に対して人類の輩出する温暖化ガスが悪影響を及ぼしているのだ、という主張もある。しかし、過去の気温変化の際に起きたであろう二酸化炭素の大気中濃度の変化以上に人間が排出量を増やしたとは思えない。というのも、大気中の二酸化炭素は3兆トン。日本だけの排出量が13億トンで0.04%。世界合わせても0.5%にも届かない。それが、マクロな気候変動による気温上昇によってもたらされたのか人為によるものなのかなんて分からないじゃないかと思う。

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