2009年9月17日木曜日

鎖に繋がれた鶴

日航にデルタ航空などの海外企業からの出資話がある。海外から見るとこの鶴は結構魅力的らしく、出資は二社が争っている。ただ、インフラを外資に支配されるのを警戒する人からは反対の声が。

反対は政界から流れてきて、亀井金融大臣などは日本の企業や銀行が支援しないと、と発言している。だが、日航はこのままでは決して黒字にはならない。日航は日本全国の空港と海外の多くの都市との間に路線を持っている。だが、実際には空席率の大きい路線は多数あり、損失を生んでいる。
日航は元々国有会社でもあり、政界の意向を受けやすい。政治家の地元への利益誘導の手段として建設された地方空港に採算度外視で運行している例もある。それを全廃しなければ決して黒字にはならない。
そんな会社を支援する企業や銀行などある訳がないではないか。どうしても国内で支援して欲しければ、不採算路線の廃止や減便、小型機への変更などを自由にさせれば良い。また、モラルが下がらない範囲でのパートタイムや契約、派遣などの多様な雇用形態も許さなければいけない。それがイヤなら国有化だ。

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