2009年9月17日木曜日

鳩山内閣への期待と不安

期待は長妻昭厚生労働大臣だ。今までは官僚批判に終始していたが、これからは官僚と共に批判に応えていかなくてはいけない。緻密な思考力に行動力と影響力を組み合わせて、官僚を動かしていって欲しい。年金問題で一点突破を図るのも良いが、労働規制の撤廃などこれまでタブーとされてきたことに着手せよ!

不安は何と言っても亀井大臣。郵政民営化を逆回しにするとして、どこまでやろうというのか?以前テレビで竹中平蔵氏と討論していたが、事実誤認が多く郵政ベッタリで不安を感じた。融資の返済猶予もおかしい。銀行は政府が支援出来るから、というが中小企業には政府補償による融資制度もある。そもそも、前提として景気が回復すれば今苦境に立たされている中小企業も利益が出る様になって返済出来るようになるというのが間違っている。話は逆で、役目を終えた企業や事業、産業が倒産や事業売却などを通して整理され、新しい成長産業や企業に人・物・金がシフトすることで景気が回復するのだ。返済猶予は産業構造改革をストップさせて、経済の血液である貨幣を滞留させて価値を下げる結果しか生まない。早晩、小泉内閣における田中真紀子の様に、鳩山首相も彼を罷免した方が良い。

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