2011年3月2日水曜日

松沢知事が東京都知事に立候補するのは、神奈川県知事の仕事が面白くないからだろう

松沢 神奈川県知事が東京都知事に立候補を表明した。石原知事の了承も取り付けるという政治家らしい根回しを忘れない。石原知事はこういう行為に好感を持つタイプだろうから、応援するに違いない。 
 
神奈川県知事の座を擲って東京都知事に挑戦するのは、それくらい神奈川県知事という仕事が面白くないからだろう。 
 
というのも、神奈川県は県内に横浜市、川崎市、相模原市と政令指定都市を三つも抱えている。神奈川県の人口は900万人で、三つの市を合計するとおよそ580万人。人口の約65%は政令指定都市で県の権限は及ばない。東京に面した三つの市が東京都の連携を阻む様に働いている。 
 
このことから神奈川県知事は「湘南市長」と揶揄されることも多く、日本で第二位の人口の県でありながら、県知事が及ぼせる影響の範囲は茨城県くらいなのだ。これではとてもではないが、面白かろうはずもない。 
 
石原都政を「継承」する方針であろうから、都民の選択が現状維持であれば松沢都知事が誕生するであろう。

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