2007年3月9日金曜日

ヲタクとコミュニケーション

コミュニケーション能力の育成を第一とする教育が格差社会を救う

という投稿より。

某大学情報系学部が主催した、企業と学生のマッチングイベントに参加させて頂いた。その学部では、コミュニケーション能力の育成を最優先に考えているとのこと。多くの企業は (情報系の) 新卒の学生さんに技術力よりはコミュニケーション能力を求めているというから、そのニーズに答える形でこのような教育が行なわれるようになったのだろう。
この投稿ではコミュニケーション能力を重視するあまり、優秀な頭脳をスポイルしているのではないか?と言っている。確かに、コミュニケーション能力と技術的な優秀さの間に、一定の法則があることは経験上分かる。しかし、本当にそれでよいのか?とも思う。この投稿で取り上げられているような特殊な症状による天才の例はそんなに多くないはず。だから、コミュニケーションの改善によって、その人たちが習得している能力を仕事や社会に生かすことがより出来るようになるはずだ。

だが、企業側に対する憤懣も分かる。コミュニケーションの得手不得手があるのは厳然たる事実だ。だから、企業側の組織運営者はコミュニケーションが得意ではない人たちに対して、より効果的なアプローチをすることを考えないといけないと思う。つまり、彼らはもっとヲタクと話を出来るようにならないといけないんじゃないか?と思うのだ。

0 件のコメント: