2007年3月6日火曜日

薬害の構造

「タミフル」問題が「エイズ」と同じ構図を示している。

厚労省は「タミフルを使用した場合としていない場合での異常行動に有意差はない」という主張をしている。つまり、飛び降りた子供たちは元々精神障害があってタミフルとは無関係に事故を起こしたのだと言っているのだ。原因を他のことに摩り替える論法は厚労省の得意技だ。

エイズ事件のとき厚労省は「エイズと性交渉」を関連付けて、無節操な性交渉がエイズの原因でエイズ患者は道徳的に劣った人という印象を流布した。日本におけるエイズ患者はその殆どが「血液製剤」に原因があったにも関わらず、それを隠匿して間違った情報を流したのだ。そして、それにメディアもまんまと乗った。

さすがにメディアも今回の厚労省の主張には簡単に乗っていないが、厚労省の姑息さはどうだ。薬害已まずでも書いたが全く反省していない。

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