2007年6月28日木曜日

作家と政治家

東京都の副知事に作家の猪瀬直樹氏が就任することとなった。都政が作家コンビで切り盛りされる格好だ。猪瀬氏は道路公団民営化でも存在感を示し、国会議員に担ぎ出されてもおかしくないと思うが、あの歯に衣着せぬ物言いは今の政治家では禦せないだろう。その意味では石原慎太郎も同じだったのだろうが、昔の政治家は懐が深かったということだろうか。

政治家は民意を敏感に察知し、関係情報を収集分析して政策構想を練り上げ、それを民衆が理解し易いように説明しなければいけない。作家も同じだ。江戸時代の政治家が文筆家としても大成したのはそれが理由だろう。猪瀬氏が都民や国民にどうメッセージを伝えるのか楽しみにしたい。

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