2007年10月3日水曜日

イギリスと中国の類似に気づく

「首相まで世襲の組織的必然 英国、中国とは雲泥の差の政治家選びと育成手法」という投稿で日本の政治家の世襲を批判するのにイギリスと中国だけを取り上げて同じ世襲政治家がいるアメリカを取り上げないのは自己撞着だと指摘した。

この記事でも指摘されているが、確かにイギリスと中国の政治家の育成は似ているようだ。

そこで気付いたのだが、両国は「科挙制度」を採用しているのだということだ。大学で優秀な成績を修めた学生が入党して英才教育をうけて政治家デビューし、その後は競争していく。これは昔の科挙と一緒で選ばれたエリートが政治を支配するということだ。優秀な人間は無能な人間や怠惰な人間より優遇されるべきだという考え方だ。

この記事の筆者は最後で若者が政治に参加しないといけないと言っているが、本当は自分くらいの優秀な人間に支配させろと言っているに過ぎないと思う。

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