2008年1月9日水曜日

福岡飲酒事故 「危険運転」罪の壁は厚かった(1月9日付・読売社説)

福岡飲酒事故 「危険運転」罪の壁は厚かった(1月9日付・読売社説)

飲酒運転への社会の批判が沸騰した事故だった。福岡市内で一昨年8月、車に追突して海に転落させ、幼児3人を死亡させた23歳の元同市職員に対し、福岡地裁は懲役7年6月の判決を言い渡した。

非常に残念な話だ。

しかし、被告は居酒屋などで約4時間も酒を飲んで車を運転した。判決も「起こすべくして起こした事故」と指摘している。それで過失事故だったと言われても、一瞬に3人の子を奪われた両親にすれば、納得しがたい思いだろう。

裁判所は「起こすべくして起こした事故」と指摘しているにも関わらず、「故意」との判断が出来なかった。「起きるべくして起きた・・・」ではなく「起こす べくして起こした・・・」と言っている。これは『故意だ』と言っていると同じではないか。なのに、『過失』としてしか判断できないとは司法の判断力はどこ に行ったのだろうか?と思う。

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