2008年1月10日木曜日

なぜ、民主党の話題ばかり?-米大統領予備選挙

民主はクリントン氏勝利・米ニューハンプシャー州予備選
WRAPUP4: 米大統領選ニューハンプシャー州予備選、民主党はクリントン氏が僅差で勝利

ここ数日、テレビや新聞でアメリカ大統領選挙の話題が大々的に報道されている。「オバマが・・・」「クリントンが・・・」という報道が目白押し。

しかし、忘れないでおくべきなのは、今行われているのは大統領予備選 挙でしかなく、大統領選挙に政党から立候補する代表者を決めるものでしかない。話題になっているのは民主党ばかりだが、これはブッシュ政権が末期状態にあ るために共和党に対する期待感がないとマスコミが思っているからであって、民主党の候補者が有利か、共和党の方が有利かなどは全く分からない。

特に、今回の予備選挙では民主党の候補者は「黒人」か「女性」のマイノリティになる可能性が高い。その場合、恐らく「白人男性」の候補者を擁立することに なる共和党よりも民主党に分があるとは思えない。というのも、日本の首相とは違いアメリカ大統領の場合はよっぽどのことがない限り4年の任期の間は大統領 を務めることになる。すると選挙民はどんな大統領を選ぶにせよ、相当程度の期間、彼/彼女を自分たちの代表者として仰がないといけなくなるので選出はかな り慎重な判断になると思う。日本ならば、ブームに乗って安倍首相を誕生させ、1年経たずに辞任に追い込むことも出来るので、「若い子も味見してみようかし ら」なんて気もおきるが、大統領の場合はそうはいかない。

となると、共和党のマケイン候補の方がより注目すべき存在と言えるのではないだろうか。

ただし、フランスには移民出身の若い大統領が生まれ、ドイツでは女性大統領が生まれている。世界のリーダーに求められている人物像が変わっているので、結果はまだまだ分からないが・・・。

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