2008年5月2日金曜日

何が争われたのかを考える

あまり脈絡はないが源平の争いの話。

鎌倉幕府を開いた源頼朝が平氏を滅ぼしたというのは有名な話。貴族化した平氏に不満を抱く武士を従えた源氏が武家政権を確立したと言われている。だが、ちょっとだけ違う見方をすると景色が変わってくる。
源頼朝の妻の実家は北条氏。この家系は平清盛と同じ平氏。しかも、嫡流に近い。巡り合わせが違えば清盛の役回りは北条時政だったかもしれない。すると、この源平の争いは平氏の嫡統争いだったということも出来る。
実際、鎌倉幕府は頼朝の血筋が絶え、実権は北条氏が握った。今の政局で政権交代が取り沙汰されるが、突き詰めると20年前の自民党の主流争いになる。しかも、田中派の中だけのものに近い。スケールが小さくなったものだ。

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