2008年2月18日月曜日

ハンドボールはスキャンダルを力に変えることが出来るか?

ハンドボール男子アジア選手権 日本、サウジアラビアとの初戦を引き分ける

中東の笛で物議を醸したハンドボールのアジア選手権の話題。

ハンドボールがニュースで取り上げられるようになったのだから、中東の笛も悪くない。マイナーなスポーツが注目されるには何がしかの「事件」が必要なのか もしれない。その点、決して競技の構造として人気が出るとは思われない相撲は定期的に事件が起きるので注目され続けている。とは言え、スキャンダルを越え た人命に関わる事件を起こすのは言語道断だが。。。

ビジネスシステムも見た目が大事

なぜ「見た目」にこだわらないのか、IT部門の大きな勘違い

「見た目」が重要であるのは、情報システムだって同じだ。いくら最新のIT製品の機能を駆使し、素晴らしい情報を提供したとしても、現場の利用者に使って もらえなければ、そのシステムが価値を生み出すことはない。考えてみれば当たり前のことだが、これに気付いていないIT部門は、意外に多いのではないだろ うか。

事例は全日空の利用者向けサービスの話だが、実際に社内向けシステムデモ”見た目”は大事だ。たとえ社内で使うシステムでそれを利用するように強制したと しても、不便だったり見た目が貧弱だと使われないことが往々にしてある。情報共有システムは一昔前から流行しているが、なかなか浸透している会社には出会 わない。システムが不便だったり、見づらかったりするため、結局は手書きのメモや電話、対面の会議が頻繁に開催される。

情報システム技術者は設計やプログラミングの技術に加えて「デザイン」に関する知識を身につけた方が良いと思う。

試合に負けて、勝負に勝つ

BD vs HD-DVD、勝ったのはどっち?

という記事より。
以下の設問に対する回答。

東芝撤退? 次世代DVD戦争は何を残したか:CNET Japan オンラインパネルディスカッション - CNET Japan

それでも、ネットにはまだまかせられない大容量データのやりとりという需要もある。たとえば未編集の動画をどっさり届けたいとか。こういう場合でも、 今やBDなりHD DVDに焼くより、iPod Classicあたりを「通い函」にした方がずっと手軽なんだよね。これじゃゴージャスすぎるというのであれば、1万円前後でポータブルHDDがいっぱい 出てるし。
もちろん、容量が少なければ、USBメモリーだっておk。マイクロSDとかなら、切手よりも小さいしケータイにだって入る。
そうやって考えていくと、今やBD相当のマーケットニッチって、思いの外小さい。
BDは勝ったけど、勝利の大きさとしてはMD程度におさまっちゃうのでは。

っ ていうのは確かに・・・。MDもソニーがぶち上げて何年もったか。数年後にはMP3プレイヤーに市場を食い荒らされ、今やiPodがスタンダードになって しまった。媒体に音楽を録音して再生機にセットするのがなくなってしまったのだから、動画コンテンツを媒体に録画して再生機にセットするのも直ぐに陳腐化 してしまうだろう。

今後、家庭用DVRも数十テラバイトの容量を持つようになるだろうし、通信帯域だってもっと大きくなっていくだろう。 ほんの15年前までは1.4MBのFDを使って、1.4Kbpsの通信環境でインターネットをしていたことを思えば、この数年で環境は激変した。10年後 には家庭用通信帯域は平気でGbpsをたたき出すだろうから大抵のデータはネット越しにダウンロードできるようになる。今回のBD陣営の栄光はそれほど長 続きはしないだろう。

市場は正直だ。HD DVD撤退のニュースとメモリ工場の新設のニュースで東芝株は急上昇だ。

東芝の大幅高で株式センチメント改善期待、英銀国有化も後押し

東芝は次世代DVD規格争いという試合には負けたが、競争力のある事業構造の構築という勝負には今のところは勝てているようだ。

やっぱり中国は中国

中国メディア、ギョーザ「安全」報道過熱 当局の意向か

当局の指示をうけて中国メディアはギョーザ事件は中国工場の問題ではないという主張を繰り広げているらしい。改革・開放といっても、中国は中国ということ だ。今年の北京オリンピックの成功を優先するために事実を覆い隠してまでも「安全」をアピールすることに必死だ。日本でも、「日本も高度成長期まではひど かった・・・」という言説は多い。なるほど、そうかもしれないが、だからと言って今の中国の環境や人民の惨状を放置する理由にはならない。

「中国と日本は親しい友人」というスローガンもあるが、ならばこそ指摘し助言しなければいけないのではないか。今回の事件を政治的な配慮や(温首相の訪日のためとか)経済的な目的(中国の消費力が魅力だとか)のためにうやむやにしてしまわないことを望む。

テレワーカーを増やせ!

労働力不足時代・生き残りのカギはテレワークにあり

労働力人口が減少していく時代、女性を中心とした在宅勤務者をネットワークして仕事をしようという話。テレワークと言うと、従来は分割可能な単純作業をすることが多かった。要は「内職」だった。

しかし、現実には、そのような「分割可能な仕事」は、それほど多くはない。日本の会社における業務のほとんどは、チームで協力し合って仕事をするのが一般的だからだ。

とあるように、実際にはそんなに仕事量はない。だから、ネットワークでありながら「複雑でチーム力が必要な」仕事をしなければいけない。職場を見ても決し て同じオフィスにいることに意味があるとは思えない場合は多い。経営者からすれば安心感があるということかもしれないが、本当は効率的に業績を上げること が重要なのだから、そのための方法はいくらでもあるのではないかと思うのだ。

働き方に対する考え方をドラスティックに変えてしまう必要があるのだと思う。

生産性向上が進まない理由

ハケンの反撃<4> 勤務記録で対抗

マクドナルドの裁判や派遣業者の行政指導などが続発するなかで、労働者側の自衛策として個人的な勤務記録(日報)をとっておくことは大事だ。だが、この記事は経営者側(会社側)にも改善すべき点を教えてくれる。
「何故、強制的なサービス残業が発生してしまうのか?」という質問をしてみよう。記事では

しかし勤務時間を管理するパソコンには、残業時間を含まないシフト通りの時刻を入力する「暗黙のルール」がある。一度実際の退勤時刻を入力したが、いつの間にか修正されていた。

とあるが、これはコスト削減、原価削減のために人件費を下げようとしたためだと思う。しかし、会社側の視点でいうと残業代が記録されないことによって会社 の業務実態が分からなくなるという結果を生んでしまう。経営者は人・物・金を管理することが大きな役割の一つとなる。だが、この経営者は人の管理をいい加 減にしてしまっている。これによって、従業員がどの程度の効率で働いているのか分からなくなってしまっているのだ。

確かに、経営者はコストを削減することを求める。大きな組織の場合は現場単位で「対策」-残業代を記録しないなど-をしてしまう。しかし、これは自分の会 社の効率を見誤らせることになるので、間違った意思決定を導いてしまう。かかってしまったものはそれとして正確に記録しなければいけない。

深夜から早朝にかけて働き、休憩一時間を含む八時間勤務のシフト。「百種類もある仕事」は規定時間内に終わらず、残業は日常的だ。

このことこそがこの会社の問題だ。「百種類もある」仕事がどんなものかは分からないが、それをこなすのに現状の目標コストで見合わないのであれば、何かを 改善しなければいけない。仕事の種類を減らすために業務の整理をしたり、そのために顧客と交渉をする必要があるのであれば、それを実行するべきだろう。ま ず、「残業をなくす」ために何をすればよいのかを従業員、顧客、経営者が真剣に考えなければいけないのだ。

人件費を減らすために「給与の低い人材を雇う」というのがこれまでの短絡的な対策であった。しかし、本当は社員や固定的な時間労働者を雇って、継続的に教 育し改善させたほうが最終的なコストは安くなる。問題解決のために「ごまかし」をしないということが重要で、そのきっかけとして「高コスト」を明らかにす るというのは大事である。

東芝の決定

日経新聞の一面で東芝の新工場建設について報道されていた。同時にHD DVDからの撤退は確定的なようだ。東芝が総合電気企業からメモリと原子力発電に特化すべく舵を切ったのは評価が高い。

『選択と集中』というが、本当にそれが出来る企業は少ない。いわゆる埋没コストを忘れ難いからで、結局成長性が少なくなった事業からは撤退せずに投資を抑えるだけ。新事業にも本腰をいれず、投資も中途半端。

東芝の最近の動きからは確かな経営上の意思を感じる。これは勇気というものかもしれない。