2007年4月20日金曜日

全国学力テスト

日経新聞 4月20日 朝刊 43面
「学力テスト前夜�」

全国の小中学校が参加する学力テストが週明けに予定されている。子供の頃、全国模擬試験を受けたことがあるが、考えてみればあれも誰かが採点していたのだ。今回のテストでは合わせて八千人が採点に関わるらしい。記述式の問題が多いということなので、採点の質を揃えるのは大変だろう。何十にもチェックして数ヶ月かかるのだとか。

結果は都道府県別に指数化されて発表する方向らしいが、保護者からは学校別の発表をとの希望が多いとか。保護者にしてみれば当然の話しだが、
「成績が他校より見劣りした場合、教員への風当たりが強まるのでは」
と教員は心配しているようだ。

この辺りのセンスが問題だ。仕事をしていれば他人との比較や達成率という絶対値で評価され、結果によっては風当たりが強くなる。他の商品に比べ品質が悪ければ、買われなくなる。それが教員には免除されるとでもいうのだろうか?

要は、結果に対して対策を打ち出すことが出来るかどうかだろう。それが出来なければ保護者からの信頼も得られない。前に地方自治体についても書いたことだが、学校経営にもマーケティング的な視点が必要だ。

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