パスモにはICカードが利用されているが、リードタイムが異常に長い。ICメーカーに言わせると当然らしいが、工学をかじった身としては、あんたの社内事情でしょうという感じ。FeliCaは一社独占なので、そういうことも発生するだろうが、それでも供給不足とは。
という話は置いといて、Suicaはパスモに駆逐されるかもしれない。そもそもパスモはもっとSuicaが使われると思っていたらしい。だけど案に相違してパスモカードが大人気。定期は販売を継続するということなので、定期無しのパスモカードが予想以上に売れているってこと。
パスモは発売前に大規模な宣伝をしていた。「地下鉄でも私鉄でもバスでもパスモ。JRも使えるし、Suicaも相互利用可能」と。随分JRに遠慮したキャンペーンだ。
せっかく遠慮したのに、JRがSuicaキャンペーンをしなかったので、消費者には何にでも使えるパスモという情報だけ残って、Suicaの「JRしか使えなくて不便」というイメージが変わらなかった。実際はパスモと同じユーザビリティがあるのに、JRが消費者に対するコミュニケーションを怠った為にせっかくの機会を逃してしまったのだ。
Suicaの「利用可能範囲が狭くて不便」というイメージを払拭するには、どのコンビニでも使えるとか、インパクトのあるニュースリリースが必要だろう。
一番の問題はこの事態を予見出来なかった業界の体質ではあるが。
0 件のコメント:
コメントを投稿