日経新聞 9月27日 朝刊 一面
わずか1ヶ月足らず、安倍内閣から顔ぶれがほとんど変わっていないのに18%も支持率が上昇した。一つには福田氏の安定感に対する期待だろう。安倍氏に比べれば、年齢を重ねているだけに安定感を感じたようだ。
だが、「いい加減ちゃんと仕事をしてくれ」というのが僕の正直な気持ちだ。「政治とカネの関係」が半年間も国政を空転させた。「事務所費」なんてミクロな話しで停滞したかと思えば、大臣自殺という騒ぎ。遠藤氏の件も汚職かどうか分からないまま野党も追及していない。
年金問題は選挙結果に大きな影響を与えた割には、解決の為の抜本的な改革は舛添大臣を待つしかなかった。
これが民主党に代わったからと言って劇的に改善するとは思えない。民主党は細川政権以降の数年政権をとったが何も変わらなかった。だから、二大政党による政権交代が現実化していないのだ。
まず、野党が安定に欠ける。小沢・鳩山・菅の三頭体制は小粒感がある。小沢氏にはダーティーなイメージに加え、今回の農家戸別所得補償など、バラマキによる政権奪取を目論んでいることが見てとれ、自民党との違いが分からない。
参院選の結果を受けて安倍退陣と衆議院解散を世論に働きかけることが出来れば、民主党政権を成立させることが出来たと思う。だが、安倍政権末期の政党支持率ですら民主党は自民党を僅かに越えたにすぎない。今回の調査では10ポイントも引き離された。
結局、今の民主党は国民が自民党に「しっかりしろ!」とか「それは嫌だから政策変えて」という為の道具にしかなってない。これに小沢のバラマキ公約で「俺たちの利権に手を出すな」という為の道具にまでなってしまった。
あ〜民主党、残念…残念…。
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