2009年7月21日火曜日

賢い消費に踊らない

日経新聞で「賢い消費」についての特集が連載されている。金融危機や所得の減少、ニーズの変化によって消費者が「買うより借りる」「低価格指向」「奢侈品買い控え」などをして消費市場が萎んでいるというのだ。さて…。

個人的には生活に大きな変化はない。家を買ったのはリーマンショックが覚めやらぬ去年の12月。当然新居で使う家具も買ったが、「安くより長く」がモットーで結構な価格だった。僕が特別な訳ではなく同じ時期に家を買った知り合いが一人はいる。さて、必須でも小さくもない買い物をするモチベーションはまだまだ残っているのだ。

消費が小さくなっているのは単に消費者の数が減っているということではないか。国内市場は需要より供給が大きくなっているのだ。価格が下がるのは当然で、供給過多が消費者の選択肢と商品の情報を増やしている。

需要を増やすのは基本的には労働者人口を増やさないといけなくて、残念なことに少子化によってそう簡単には増えない構造になっている。だから、ドメスティックに限れば市場の縮小に如何にアジャストするかは重要なので、日経新聞の様な特集になる。しかし、思い切り考え直せば、ドメスティックを捨てて海外に活路を見いだすべきだと思う。まあ、ドメスティックな新聞の特集にそこまでは求めようもないが。

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