2007年11月26日月曜日

アマゾンの電子ブックリーダ「Kindle」、早くも品切れに

アマゾンの電子ブックリーダ「Kindle」、早くも品切れに

ということで、当面は好調を維持しそうだという話。

Kindleの発売により、Amazonは、ソニーなどのハードウェア企業が失敗した分野での成功を狙っている。市場で成功した電子ブックリーダは、これまで存在しない。

僕は以前PalmなどのPDAが流行りだした当時(もう、10年位前)、電子ブックの販売流通のアイデアを考えたことがあった。

ベー スはPalm(当時は日本市場ではIBMしか販売していなかった)の大型版でインターネットから電子ブックデータをPCにダウンロードしてクレードル経由 で読み込むというもの。販路は書籍と文具を両方とも販売している丸善などではどうか?というものだった。狙いは専門書関係のデータと流通をさせること。そ もそも、専門書は流通経路が狭く、かさばるので書店での取り扱いも少ない。しかし、確実に需要がある上に、学術の世界ではコンピュータを使いこなす人も多 いから消費者の電子ブックに対する親和性も高いのでは?と思ったものだ。

「しおり」などの機能を充実させたり、ラインマーカーを引いたりするちょっとした機能が重要だと思ったものだ。今ならば、しおりやマーカーをソーシャルWEBで共有するという機能もあった方が良いだろう。

さ て、記事でも取り上げられているように、この分野はなかなか成功していない。「早すぎた商品」なのかもしれず、ソニーが数年前に失敗したからと言って、今 Amazonが失敗するとは限らない。また、仮にAmazonが成功すれば、同じデータフォーマットへの準拠などをしてLIBRIEが復活しないとは限ら ないのだ。なんと言っても、Kindleは明らかにLIBRIEを意識したデザインや機能なのだから。

Kindle: Amazon's New Wireless Reading Device

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