2009年6月15日月曜日

クラウドコンセプト

「クラウド」というのはIT関連のバズワードになってしまった。だが、このコンセプトを分解してみると分散処理とかインターネットサービスとか結構昔からあるコンセプトの化粧直しだということが分かる。なので、同じ「クラウド」という言葉を使って違うコンセプトを提案してみたい。

この提案を考えたのは随分と昔のことだが、最近なるほどという商品が出て来て改めて見直そうと思う。クラウドコンピューティングは主にネットの"向こう側"のITリソースを組み合わせることで、必要な機能を手に入れることだが、僕のコンセプトは"こちら側"にある。こちら側のITリソースをより細かく単純な機能に分割して、それらの組み合わせで必要なソリューションを使う側が作り上げるというものだ。

コンピューターというのはことデジタルに置き換え可能なものには何にでもなる「万能機械」だ。だが、「何でも出来るは何も出来ないのと一緒」という様に、コンピューターは目的を持った人には使い勝手は悪い。
確かに、ノートにも計算機にも、本にもなる。だが、どの用途でも使い勝手はイマイチなのだ。
Amazonが電子ブックを発売し、POMERAというメモ専用機が発売されて人気が出ているのは、その用途の使い勝手が良いからだ。コンピューターは何でも出来る必要はなく、その人に必要ないくつかの専用機があれば良いのではないか?と思うのだ。
精々7つ程度の専用機が共通プロトコルによって連携して動けば十分ではなかろうか。

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