2007年10月19日金曜日

ウサギとカメとツバメ

カメの様に鈍重な会社は取り残される。今日の日経新聞一面でも特集されている様に、従来のケイレツや取引関係を見直す様な圧力がかかっている現在では、変わり続けないと生き残っていけない。
「ウサギとカメ」の物語で語られるのは、幾ら能力が高くても怠けてはいけないと言うことだ。また、真面目なだけで遅ければ敵失でもなければ決して勝てないとも言える。

そして、ウサギですらツバメの消費者にはなかなか追いつけない。ツバメは広い空を思いがけない方向に自由に駆け巡る。ウサギに出来ることはツバメの様子を窺って先回りするくらいしかない。

サルコジ大統領離婚

フランスのサルコジ大統領が離婚したという。

フランスはあまり結婚という形式にこだわらないと聞いたことがある。いわゆる「事実婚」が多く、夫婦でも籍を入れてないことがあるらしい。結婚という形式をとらなくても行政上の利益が得られるのだと思う。
それでも、現役大統領の離婚は初めてだという。事実婚が多いのであれば、離婚かどうかは分からない。声明でも「離別」と言っており、ニュアンスは分からない。

新聞の限界を再認識

日経新聞の朝刊にパキスタンのブット元首相帰国したというニュースが載っていた。支持者に歓迎される様子が伝えられている。しかし、テレビではブット元首相を狙った自爆テロのニュースが踊る。
印刷メディアの限界は即時性に対応出来ないことだと再認識した。

消費税最大2.5%上げ必要

日経新聞 10月18日 朝刊 1面
「消費税最大2.5%上げ必要」

経済財政諮問会議が内閣府が示した六兆六千億の増税が必要という試算を受け入れたという。
前提とした名目成長率の目標を3.0%から2.2%に引き下げるという条件つき。元々の前提が楽観的すぎて諮問会議に受けいれられなかったみたいだ。

プロジェクトの達人は「悲観的に準備・計画し、楽観的に実行せよ」と説く。官僚は計画立案者としての基本的な態度に欠ける。諮問会議の有識者には通用しなかったようだ。

この言葉には前につけるべき一節がある。「楽観的に構想し、」というものだ。構想の段階でストレッチして夢を描き、それを実現するプランは徹底的に叩き上げ、そして一旦実行に移したら必ず出来るという信念のもとで進めていく。

この態度が大事だろう。

2007年10月17日水曜日

亀田の謝罪

謝罪会見がニュースになっていた。
今回の騒動でマスコミは手のひらを返した。これまでは散々持ち上げてきたのに亀田擁護の論調はすっかり息を潜めた。
朝青龍問題と一緒だ。競技の人気を取り戻すために利用した挙げ句、問題が起きると悪役扱い。自分たちが興行の成功と視聴率を取りたいがために選手を振り回す。

襟を正してめらいたいものだ。

昨日は重大な事件・事故が多発

昨日は事件・事故の相次いで発生した。

平塚のスーパーで起きたエスカレーターでの事故は、事故防止を目的に設置されたアクリル板が事故の被害を拡大することとなった。事故現場となった西友が会見を開いたが、事故の原因を会社に求めるべきものかは疑問だ。極端な批判が起きるかもしれない。

兵庫県の加古川で起きた小学生の女の子の刺殺事件は慄然とさせられた。祖父母と母、叔父二人の八人家族という人目が多そうな家の前で起きた事件。少しの油断も許されない恐ろしい時代になった。

三洋、半導体売却を断念

日経新聞 10月17日 朝刊1面
「三洋、半導体売却を断念」

三洋電機が半導体事業の売却を断念した。売却の交渉相手だったアドバンテッジパートナーズが資金調達できなかったのが理由。金融機関がサブプライムローン問題で融資に慎重になったためアドバンテッジが資金調達の目処を立てることができなかった。
サブプライムローン問題が太平洋を越えて影響を与えた訳だ。三洋電機は半導体事業の簿価を下回って売却する必要はないと判断したらしいが、一度売却対象になった半導体子会社の従業員の心中はどうだろう?モチベーションの低下やモラルハザードが心配だ。

江川と小林

江川と小林が焼酎のCMで共演して話題となっている。伝説の「空白の1日」から四半世紀以上経ったのだという。それだけの月日が経っても去年は西武ライオンズの「裏金」問題が起きるなどドラフトを巡る課題は解消されていない。プロ野球の興行成績を守るために長きに渡って幾人の人生が左右され、狂わされてきたのだろう。もうそろそろ変え時だと思うのだが。

2007年10月16日火曜日

中小の相続税8割軽減

日経新聞 10月16日 朝刊 1面
「中小の相続税8割軽減」

中小企業が相続税の負担に耐えきれずに廃業する問題を解決するために非上場株の課税控除を現行より大幅に拡大することが検討されている。

中小企業でも、創業社長がオーナーになっている場合は事業承継以前に創業者の出口戦略が重要だ。血縁者に適当な候補がいない場合、たとえ優遇措置が適用されても廃業の危機は去らない。課題は血縁に関わらず、後継者育成だと思う。

再生ファンドなどには一時的に事業を引き受けて経営者を送り込み、再生期間を通じて後継者を育成するというものがある。ファンドの拡充や経営者人材の増加の方が事業承継には必要だと思うのだが。

2007年10月15日月曜日

バグ修正

日経新聞 10月15日 夕刊17面
「改札機トラブル プログラム修正」

先週首都圏の自動改札機が起動しなかったトラブルの後日談。
トラブルを起こしたのは日本信号製のものだけ。
内部プログラムのバグを修正したというが、その理由はサーバーからのデータ件数が特定の件数だと異常になる…ってこと。

まさか、変数の型宣言でチョンボ?そんな初歩的なミス?

まさか…ね。