2010年2月22日月曜日

“見積もる”

未来を予測するのは難しい。

それでも未来に立ち向かわなければいけないか弱き人間にとって、未来を見積もる手法は未だに確立していない。

システム開発をしていた頃、色々な見積もり方法を試してみた。

ファンクションポイントだとか。

でも、開発実績のデータ蓄積が出来ていない未熟な組織で有効なのは、エンジニアやプログラマーのKKD(経験・勘・度胸)の精度を高める方法が良いのではないかと思った。

具体的には開発成果物毎に最頻値、最大値、最小値を出させて加重平均する方法だ。

開発プロジェクトでは同じ種類のタスクはナカナカないので、成果物の種類によって見積もるのは誤差が大きくなりすぎる。

そんな誤差をエンジニアやプログラマーの経験は埋めてくれるのだが、大抵の場合は過剰な見積もりをする。

それを加重平均で除してやれば精度を高めることが出来る。

マネージャーやチームのコミュニケーション能力が高ければ他の方法もある。

エンジニアやプログラマーが隠し持つ余裕時間を奪って管理する方法だ。

これはマネージャーとメンバーの信頼関係が大切になる。

もちろん、先の方法でも信頼関係は必要だ。

しかし、最初の一歩としては、いきなり余裕時間を管理するよりやり易いだろうと思う。