「首長の多選、法律で制限『違憲ではない』」
連続して発覚した現職県知事による官製談合を受けて総務省が研究調査会を設けて検討した結果、多選に制限を設けることは「必ずしも違憲ではない」となった。
多選が民主主義に反するのは選挙民の選択肢を実質的に制限してしまうからなんじゃないかと思う。首長はそれぞれに大変な努力をして再任されるだけの実績を残しているのだろうが、それを監査する役目を果たさないと民主主義は維持出来ないんだろう。
IT系と政治関連の事件を中心にコラム風に書いています。趣味は舞台、だけど最近は殆ど観てないな~。
連続して発覚した現職県知事による官製談合を受けて総務省が研究調査会を設けて検討した結果、多選に制限を設けることは「必ずしも違憲ではない」となった。
多選が民主主義に反するのは選挙民の選択肢を実質的に制限してしまうからなんじゃないかと思う。首長はそれぞれに大変な努力をして再任されるだけの実績を残しているのだろうが、それを監査する役目を果たさないと民主主義は維持出来ないんだろう。
AppleがiPhoneを使って展開すると著者が推測しているユビキタスコンピューティングの未来像についての論考。マイクロソフトはハードウェアとソフトウェアを分離させてアドバンテージを作った。ネットスケープがインターネットをコンピューティングの中心に引き出したことで付加価値の中心がサービスに移り、アマゾンやGoogleはインターネットサービスで地歩を築いた。だが著者はサービスをユーザーが水平統合する現行のモデルに疑問を呈している。その上でAppleがハードウェアとソフトウェアを統合して提供するモデルの方がユーザーのメリットは大きいと主張する。この垂直統合モデルの最後の顧客接点でユーザーにメリットを感じさせるのが自由度の高いiPhoneのインターフェースだという。
さすがにApple=スティーブ・ジョブスが全て計算ずくだとまでは言ってないが、ベタ誉めなのが気になった。集合知に一定の評価を与えながら、オープンソースのベストエフォートの考え方に疑問を挟んでいる。つまり、ガランがマーケットより優れてユーザビリティが高いと言っている。典型的な学者の論考だが現象の一面を整理する役には立った。