2008年9月10日水曜日

業界再編再び

日経新聞9月10日朝刊一面
「レックスHD AMPMを売却」

レックスHDがAMPMを売却する方針だという。ローソンとファミリーマートが買収に動くと見られ、業界再編が再び始まりそうだとか。ローソンはAMPMを吸収すると業界一位のセブンイレブンに迫ることになる。ありそうなシナリオだ。
しかし、元々AMPMは都市部で展開するガソリン小売会社がスタンド併設型のコンビニとして展開していたもの。都心ではコンビニなどの出店スペースが限られていたので、スタンド併設型には意味があった。消費者の交通手段も車が中心だったので需要もあった。
しかし、都市部でも空テナントの増加によりコンビニの出店が容易になるとスタンドの近くにセブンイレブンやローソンが出店することも。ガソリン高騰やエコブームでスタンド利用者も減少し、利用者が見込めない。
AMPMの買収が同業者にとって全く意味がないとは思わないが、業界の順位を変えるほどのインパクトはないだろう。

2008年9月9日火曜日

重陽の節句

今日は9月9日

一桁の陽数(奇数)で最も大きな9が重なる日で、縁起が良いとされる。厄払いに菊を浮かべた酒を楽しんだり、菊を鑑賞したりする。菊が縁起の良い花とされるからだそうだ。
縁起の良い日に厄払い。ちょっと変な気もする。重陽にはもう一つ別の考え方もある。"陽"が重なり極まると逆に"大陰"になるというものだ。なので縁起が悪いからお祭りをして厄払いをするのだとか。
9月は季節としては秋だ。夏が終わり空気も乾いて枯れ葉が舞い落ちる。秋の色は"白"。詩人北原白秋のペンネームはこれに由来する。
白のもう一つの意味するところは"死"である。古代中国では死刑は秋に執り行ったそうだ。
あらゆる物事が終わりを告げる秋という季節。二年続けて首相が退陣し、三年前には郵政解散で大きな既得権に終わりが告げられた。
秋に一つの命に終わりが来て、冬が到来する。冬の色は"玄(くろ)"。意味するところは"誕生"や"再生"だ。その季節に解散総選挙が行われる見通しがあるのだとか。民主党政権の誕生となるのか自民党政権の再生となるのか。